実務データ分析虎の巻Vol.78(何のためにどのデータをどう見るのか)


何のためにどのデータをどう見るのか

セミナーや研修で「課題を具体的に定義し、仮説を設定する」ことが如何にデータ分析の実務活用に必要かをあの手この手でお伝えしています。

その中でも、分かりやすく伝わると感じるフレーズがこれです。

 『何のためにどのデータをどう見るのか』

 

これをデータに手を付ける前に自分で明確にすることで、多くの問題が解決されます。

この問いに答えを出していれば、

「たくさんのグラフ作ったけど、ここから何が言えるんだろう?」

という多くの人が経験するこの悩みすら発生しないはずです。

 

これ、一見簡単そうに見えますがかなり奥が深いのです。

例えば、「最近体重が増えてきた」ことをデータで評価しようとするとどんな数値を何と比較しますか?過去からの変化?(変化文?変化率?そしてその率の大小はどう評価?)、それともBMIなどの一般指標との比較? 

色々考える点が出てきます。

正解があるわけではありません。

 

これ、データ活用の第一歩なのです。


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