何のためにどのデータをどう見るのか
セミナーや研修で「課題を具体的に定義し、仮説を設定する」ことが如何にデータ分析の実務活用に必要かをあの手この手でお伝えしています。
その中でも、分かりやすく伝わると感じるフレーズがこれです。
『何のためにどのデータをどう見るのか』
これをデータに手を付ける前に自分で明確にすることで、多くの問題が解決されます。
この問いに答えを出していれば、
「たくさんのグラフ作ったけど、ここから何が言えるんだろう?」
という多くの人が経験するこの悩みすら発生しないはずです。
これ、一見簡単そうに見えますがかなり奥が深いのです。
例えば、「最近体重が増えてきた」ことをデータで評価しようとするとどんな数値を何と比較しますか?過去からの変化?(変化文?変化率?そしてその率の大小はどう評価?)、それともBMIなどの一般指標との比較?
色々考える点が出てきます。
正解があるわけではありません。
これ、データ活用の第一歩なのです。