データ活用はなぜ必須スキルなのか
こちらも最近の講演や研修で必ずお伝えしている内容です。
データ分析や活用とは、知的作業としては「めんどくさい」し「大変」なのです。では、なぜ必要になるのか、の答えがこちらです。
このような心理的、時間的コストを掛けるのは大変だと多くの人が考えます。
そのコストに見合ったリターンが得られる保証もない中で、「そんな面倒なことは、心にも時間にも余裕がある人が、”やると何か良い事があるかもしれない”のでやればよい」
と思ってしまうのもうなずけます。
ところが、です。
私が多くの現場に触れて感じるのは、データ活用をやってことによるプラス要素もありますが、それ以上に「やらなかったことによるマイナス要素」のほうが遥かに大きいことです。
間違ったことをやっているのに、(データで)確かめたことがないから、それをそのまま継続する。
最適ではない活動を、(データで)確かめたことがないから、そのまま継続する。
こういう事態が続出します。皆さんの業務では本当に大丈夫なのでしょうか。
この状態に気づき、解消するためにも「めんどくさい」を遥かに凌駕するメリットが得られるデータ活用に取り組む意義は大いにあるのだと思います。