統計とデータサイエンスを「データ活用」の中でどう捉えるか
このような、データ活用の全体図を作ってみました。
相手にメッセージを伝えるには、話の筋道(=ストーリー)が必要です。つまり、なぜその結論に至ったのかの根拠と流れです。
「統計」や「データサイエンス」は、その中の個々の仮説を客観的に検証するための「ツール」として使われます(データ分析も同じです)。
これらは、単独(単発)でいかにすごい分析結果を出しても、それだけではストーリーを語ることはできません。
やはり「統計学」も「データサイエンス」もパーツでありツールでしかないことが分かります。
「もっと高度な分析をやりたい」
という話が挙がったときには、図の中のどの部分をゴールとして置いているかを確認するようにしています。
個々の仮説検証(濃いオレンジの箱)をする、または何も目的なく、目の前のデータから何かしらの情報を取り出してみるというゴールであれば、「データ活用」とは違う世界の話となります。