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実務データ分析虎の巻Vol.76(地方自治体プロジェクトでもやはりここが重要)
新潟県燕市役所で行った「自治体の課題解決のためのデータ分析活用プロジェクト」
新潟県燕市役所で行った「自治体の課題解決のためのデータ分析活用プロジェクト」
セミナーでの企業研修でも、「仮説立案」への関心はとても高いと感じます。難しいテーマでありながら、なかなかそれを学ぶ機会がないことが理由でしょう。
2つのデータの間の直線的(比例)関係の強さを示す分析が相関分析です。相関分析を学ぶとまずは2つのデータ(例えば売上と来店客数など)を散布図上の縦軸、横軸に取り、いかに直線(相関)関係に近いかを確認します。
当たり前のことを「知っている」、「頭で理解している」ことと、「実践して成果を出せる」ことには大きな開きがあります。後者ができることには非常に高い価値があると感じています。そして、それは多くの人がまだできていません。
これって”結果論” ⇒ “方策”になっていませんか?
地方自治体などを中心に、『自業務で「データ分析」を活かし示唆を得る』ことの難しさと方法を”練習“するプログラムが効果を発揮しています。
仕事での「考える」には大きく2種類あります。ところがこれがあまり意識されていない故に、「考える」人材やスキルが正しく育成されていない現場によく出くわします。
その2つとは、次の2つです。
企業研修の中で時々次のような質問を受けることがあります:
「最初から結論有りきで、恣意的なデータで恣意的な分析をしなければいけないときはどうしたら良いのですか?」
財務省での問題と同じ状況ですね。サラリーマンだった私にもよく分かります。
でもここは「データ分析でこれを解決できる」期待は捨てたほうが良さそうです。
簡易に判別する方法の一つが、ヒストグラムです。縦軸にデータの数、横軸にデータの値(の幅)を取り、データの分布の形を棒グラフで可視化します。
くれぐれも職場のアンケート結果から「コミュニケーション不足」の割合が多いことを取り上げて“データによって要因が特定”などとされないように。